意外に大きな作業になることも。看板の設置方法と注意点について

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店舗や施設などに看板を設置する際に、デザインや大きさ、向きなどを熟考する人は多いと思います。
ただ、それよりも先に考えるべき「重要なルール」があることをご存知でしょうか。実は、看板の設置は法律による規制があり、必ずしも希望通りの看板を設置できるとは限りません。
また、設置可能な場合でも、工事の際に許可が必要な看板も多く、工事開始まで日数を要することもあります。そこで今回は、看板に関わる法律や注意点についてご紹介します。看板を設置する最初の一歩にご活用ください。

看板を設置するうえで必要なルールとは

看板を設置することは周辺の環境に影響を与えるため、「建築基準法」や「道路法」、「屋外広告物条例」などの法律で一定の制限を受けています。

建築基準法によるルール

4メートルを超える大きさの看板を設置するには、「建築基準法」で規定されている工作物確認申請が必要です。
申請後、問題がなければ10日程度で許可を得ることができます。
大きな袖看板や野立て看板、屋上広告板、タワーサインなどを設置する際に対象になる可能性があります。
また防火地域では、可燃材料を使用した3メートル以上の看板は設置できません。

道路法によるルール

原則として看板は、設置者の土地に収まる方法で設置する必要があり、道路にはみ出てはいけません。
しかし、土地が狭い場合や建物が道路のすぐ近い位置に建っている場合には袖看板が道路まではみ出てしまうケースがあります。
実際に道路のはみ出た袖看板を出している店舗を見かけた人も多いのではないでしょうか。
看板が道路にはみ出してしまう場合、道路法に基づき、道路占用許可申請と道路使用許可申請が必要で、申請すると通常は2週間から3週間程度で許可が得られます。
許可は10年以内の有効期間が定められており、有効期限後も看板を掲げ続けたい場合には更新手続を行わなければなりません。
そして許可が有効な間は、毎月専有料を支払う必要があります。

屋外広告物条例によるルール

「屋外広告物条例」は、安全性に加えて街の景観や風致などを維持するために定められています。
袖看板や屋上広告板、屋上広告塔、広告板、巻き付け広告、のぼり旗など、屋外に設置するあらゆる看板が対象です。
景観や風致などへの影響も考慮されることから、アドバルーンや壁面広告なども対象になります。
屋外広告物条例では、これらの看板に関して一定以上の大きさのものを設置する際に申請して、許可を得ることを定めています。
しかし、条例であるため許可が必要になる具体的な大きさは自治体によってまちまちです。
例えば、東京都の場合には5平方メートル以下の看板であれば許可は必要ありません。
また、低層住居専用地域など看板の設置が禁止されている地域や、小さな看板しか設置できない地域もあります。

自立型の看板「ポールサイン」のミセルを設置するときの注意点

ポールサインは、建物から独立して建てられている看板です。
4メートル以上の大きなポールサインだと、建築基準法において工作物として扱われます。
そのため、工作物確認申請して許可をもらう必要があります。
夜間用にポールサイン照明器具を設置するのであれば、電気などの工事も必要になるため、比較的大掛かりな工事になります。
一方で小さなポールサインなら許可も工事も必要ありません。ミセルのポールサインシリーズにも小さくてただ置くだけで設置できるものもあります。
私有地に勝手に駐車や駐輪をされて困っている場合などに便利です。駐車禁止や駐輪禁止のポールサインを置けば、無断駐車や無断駐輪が減るかもしれません。
事実、ミセルのポールサインは、マンションやビルなどの駐車場でも幅広く使用されています。
ただし、地域によっては屋外広告物条例により、ポールサインを含む看板の設置が禁止されている場合もあるため注意が必要です。

看板設置の際には許可申請を確実に済ませておこう

看板を設置する際には、法律や条例で許可を受けなければならない場合があります。
無許可で設置すると、違法になり撤去を命じられてしまう可能性もあるため注意しましょう。
大きな看板だと複数の許可申請が必要になり、設置工事も大掛かりになるので大変です。
大々的に宣伝する目的でなければ、小さなポールサインを設置するのが望ましいでしょう。

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