三角コーン、カラーコーン、サインの性能は「素材」が決める。

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みなさんは三角コーンの優劣は何が決め手になると思いますか? デザインなど色々な要素がありますが、意外と見落としがちなのが「素材」です。適材適所な素材を使うことで、見た目が同じ三角コーンやサインでも寿命などが大きく異なるのです。その代表例を紹介します。
 

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一般的な三角コーン、サインに使われる4つの素材

一般的な三角コーンは、「ポリエチレン」、「軟質ポリエチレン」、「EVA」、「軟質塩ビ」のいずれかからできています。それぞれの特長を紹介します。

ポリエチレン

正確には「高密度ポリエチレン(HDPE)」と呼ばれる剛性(=耐久性)に優れた素材です。熱にも強く、最高110度まで形状を保てます。さらに「電気絶縁性」が高いので、電気を通しにくく、酸性雨などにも強い「耐酸性」、アルカリ性の耐性を持つので「耐薬品性」も優れています。後述する3つの素材のどれよりも耐性に優れているポリエチレンです。

軟質ポリエチレン

低密度ポリエチレン、高圧法ポリエチレンとも呼ばれる素材です。耐熱性は100度程度ですが、耐寒性に優れ約-60度まで使えることができます。非常に軽いので取扱いが簡単であり、衝撃にも強いです。ただし、紫外線や日光などの「耐候性」が他と比べると低いため、色あせなどの劣化が早い傾向があります。

EVA

EVAは軽量、衝撃や引裂強度などに強い素材です。さらに透明性が高く、外観や光沢が良く、通常の着色法で鮮やかに色を再現できるので、特にポールサインなどに適している素材です。「オゾン老化現象」が起こらず、耐候性に優れているのも特長の一つ。三角コーンだけでなく、プラスチック成形や農業用フィルム、伝染、冷蔵庫のパッキンなど様々な業界や商品に使われています。

軟質塩ビ

「塩ビ」とは塩化ビニル樹脂、またはポリ塩化ビニルのことで、その中でも柔軟性に優れたものを「軟質塩ビ」といいます。EVAと同様、非常に活用シーンは幅広く、水道管・配管・塩ビ平板・ダクト・雨樋などがあります。身近なものではラップ、カーテン、合羽などに使われています。柔らかい「ソフトコーン」の素材に採用されることが多く、耐候性、耐油性にも優れます。また、着色やプリントなどの加工が簡単なことも特長です。

MISEL(ミセル)で使用される「ポリプロピレン」とは

テラモトのサイン・看板ブランド「MISEL(ミセル)」で多く使われている素材は、実は先述した4つとは異なる「ポリプロピレン」です。最後にこのポリプロピレンについて解説します。
ポリプロピレンは、強度・耐熱・重量・耐薬品に強く、さらに完全に無色透明なフィルムがつくれるほど光沢性、加工性も高いのが特長です。その特長を生かして車のバンパーや家電などの重要な部品の素材になることも珍しくありません。一方で、耐候性に劣る性質もあるのですが、MISEL(ミセル)では独自のノウハウを生かし、平均以上の耐久性を維持し続ける紫外線や日光に強いサインポールを提供しています。

素材を極めて三角コーンをマスターしよう!

三角コーンには色々な種類があることを説明しました。
形や目的、デザインなど様々な種類がある三角コーンですが、もっとミクロな視点である「素材」について深く知ることで新しい世界が見えてくるかも知れません。
デザインと耐久性の両立を重視する場合は、まずMISELについて調べてみることをおすすめします。

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