平均的な高さは70cm。その理由と使用用途とは【三角コーン・カラーコーンのサイズ特集】

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カラーコーンやパイロンは、工事現場などによく設置してあるので、普段から目にする人も多いのではないでしょうか。
一般的にイメージされやすいカラーコーン・パイロンは、成人男性の膝上くらいの大きさですが、実は電話ボックスサイズのものから、足首くらいのものまで多種多様です。
今回は、そのなかでも一般的なサイズである「高さ70cm」のカラーコーンが普及した理由とその使い道を紹介します。
 

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一般的なカラーコーン・パイロンの大きさは70cm

実はカラーコーンは、工事用保安用品レンタルの会社の商標になっており、別名では「パイロン」、「ラバーコーン」、「ロードコーン」とも呼ばれており、略して「コーン」とも称します。
形状は円錐形で、一般的な用途である駐車場の使用禁止、工事現場での進入禁止、歩道で設置されることがある駐輪禁止などに使われるタイプは、高さが約70cm前後が平均です。

このような70cmの高さのカラーコーン・パイロンが、普及しているには実は理由があります。
道路工事などに保安用として設置するカラーコーンは、一定の視認性と作業の邪魔にならない大きさとして「高さ700mm」のコーンを使うように規程されているのです。
道路工事を行う際は必ず警察署に「道路使用許可」を取得する必要があり、カラーコーンは設置しなければならない「保安設備」に含まれています。保安設備には「道路工事保安施設設置基準」が定められており、カラーコーンの設置目的も以下のように細かく決まっています。
道路工事以外でも、70cmのカラーコーン・パイロンを置く際の目的が被っている項目もあるので、以下で一部紹介します。

■カラーコーンの設置目的
・交通誘導
・立入防止
・工事場所の明示

上記の目的をより効果的するために「色は赤」、「高さ700mm」、「夜は照明機能(内部)を付ける」、「最適な設置間隔・角度にするために警察署と協議する」といった項目まで定められています。
普段、生活しているだけではなかなか知ることができない規程や社会の仕組みの結果、カラーコーン・パイロンの大きさの1つの基準として70cmが汎用的になっていきました。
その活用事例も多彩で、スポーツからイベントで幅広く利用されています。

高さ70cmのカラーコーン・三角コーンの使用用途

道路、建設工事のほか、私たちの生活で目にしやすいのは街路樹の整備や事故があった場所に警察が設置したカラーコーンではないでしょうか。これらの利用目的は、先ほど述べた「カラーコーンの設置目的」の3つに当てはまります。

そのほか、「交通誘導(人の流れの整理)」を目的に、イベントや大規模なお祭り、会場の入り口の整理、マラソン競技などでは選手の誘導に使われます。この際、カラーコーンそのものだけではなく、黄色と黒のポール(敷居)やメッセージボードを付属させることで、その視認性を高められます。
また、駐車場の使用禁止、駐輪禁止などにも使われているシーンも比較的、目にすることが多いのではないでしょうか。
このように、一般的なサイズである高さ70cmのカラーコーン・パイロン・三角コーンは、生活や大規模な人員整理などに幅広く活用されています。

オプション部品の利用で活用の幅はさらに広がる

本文でもお伝えした通り、カラーコーンには様々なオプション部品があり、汎用性に優れる高さ70cmのカラーコーンには、保安灯や矢印板、標識、コーンカバーなど他の大きさよりも充実しています。
これらを利用目的によって正しく組み合わせることで、より効果的なカラーコーンを設置できるでしょう。

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