看板制作の基礎知識。立ち入り禁止など用途別の最適な種類とデザイン、制作手順のまとめ
看板デザイン会社やお店の看板やオリジナルサインの制作を検討する際、「どうすれば失敗しない看板がつくれるのか」、「費用対効果を高められるのか」といった悩みを抱えている担当者や事業主の方は多いのではないでしょうか。特に制作コストを抑えられる「Web注文」を行うときは、看板・サインの発注者の方も看板制作の最低限の知識を求められることが多いです。
Webでオリジナルサインが制作できる「MISEL(ミセル)」では、空港、大学、ショッピングモール、野球場、病院、ビル、店舗など多くの看板制作をお手伝いしてきました。今回はその経験を活かして、特に看板・サインの制作や更新が初めての担当者の方が覚えていると、看板効果が高められり、制作がスムーズに進む基礎知識をまとめて紹介します。
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※MISEL(ミセル)の詳細はこちら
看板(サイン)を制作する手順と必要なもの
看板・サインを制作する手順は、依頼する業者と看板の種類によって異なります。後述する袖看板や建植看板(ポールサイン)といった大規模で工事が必要なタイプの看板は、主にデザイン、施工の専門業者が行うケースが多いです。
一方、A型看板、スタンド看板、小型の壁面看板といった比較的小型で設置工事が不要のタイプは、MISEL(ミセル)のようにWebでのやりとりで完結する制作が主流になりつつあります。今回はMISELの発注方法を例にWeb注文の手順と必要なものを紹介します。
■注文方法
1.インターネットや電話でお問い合わせ
2.レイアウトする文言(キャッチ)、ロゴマーク、写真などの原稿・図案を用意する
3.デザインテンプレートからデザインと本体カラーを選択
4.「2~3」の内容などを注文書に記載する
大まかな流れは以上になります。あとはミセルがデザイン・レイアウトを調整して約1週間後に納品という流れです。初めて看板を制作する人にとっては特に「2」が大きなハードルに感じられるかもしれません。
ただ、これから説明する内容を制作予定の看板に落とし込めば、正解が見えてきやすくなるので安心してください。また、MISELでは独自のデザインツールを無料で公開しているので、実物をイメージしながら徐々に固めることも可能です。
※完全無料のWebデザインツールはこちら
看板(サイン)を制作する理由・目的・場所
看板(サイン)を制作する際、まず明らかになくてはいけないのは「その看板やサインをつくる理由と目的」です。同じ場所に設置する看板でも、目的が異なればデザインやキャッチフレーズも違いますし、そもそも適した看板の種類が変わるケースも珍しくありません。
そのため、まずは設置する理由と目的、場所を明らかにして会社や店舗、施設の看板制作プロジェクトに携わる全員とその情報を共有することから始めてみましょう。
看板を設置(使用)する場所
看板を設置する場所は主に自社や店舗の業種など広い範囲から明らかにした後、より具体的な細かな設置場所まで事前に決めることをおすすめします。
■広義の看板設置場所
・工場
・ビル、マンション
・商業施設
・公共施設
・学校
・鉄道や航空などの交通機関
・病院、福祉施設
■具体的な看板の設置場所
・出入口
・通路
・受付
・駐輪場、駐車場
・店舗前
・壁面
看板を設置(使用)する目的
サインや看板は、実はあらかじめ設置する目的によって大まかな属性が決まっています。Webで看板を発注する前にどれに該当するかを把握しておくことで、主旨ずれなどの根本的な間違いによるトラブルを避けられます。
■サイン看板の主な使用目的
・禁止
・警告
・安全対策
・誘導
・規制
・広告
※具体的な目的別設置事例はこちら
看板を設置する理由
上記で決めた場所、目的で看板やサインを設置する理由を明らかにすることでより効果的なデザインやキャッチフレーズを制作できます。看板を設置する基本的な理由としては、現在抱えている課題・問題の「抑制・防止」と売上増につながる「集客」の2つに大別できます。
■抑制・防止に関わる看板設置の理由
・迷惑駐輪、不法駐車を減らしたい
・誤った受付窓口への問合せを減らしたい
・列が乱れるのを防止したい
■集客
・看板でメニューを掲示したい
・フードコートの存在を示したい
・自社名を広めたい
・テイクアウトメニューを始めたことを周知したい
看板制作の場所・目的・理由を決める順番はありませんが、今回紹介した順に明らかにしていくとスムーズに決まりやすいのでおすすめです。
上記の3点はWeb注文はもちろん、業者に看板制作をすべて任せる場合も必ず事前に決めておきましょう。
看板(サイン)の種類の選び方
看板の種類は非常にたくさんあるので、看板制作が初めての人にとっては「どれにすればいいのか分からない」と迷ってしまうことも多いと思います。その際はまず、導入スペースや場所を明確にして原則、取付工事が不要な「自立型」、もしくは工事などが必要なタイプのどちらが適しているのか考えてみましょう。それぞれの代表的な看板を紹介します。
自立型の代表的な看板1:スタンド看板
持ち運びできる看板で、商品メニューなどの広告から駐輪禁止や受け付け誘導まで幅広いシーンで活躍します。屋内外ともに設置できるため、後述する「壁面看板」や「袖看板」のように大規模なタイプを考えていなければ、まず検討して間違いないタイプの看板です。
さらにスタンド看板はその大きさやデザイン、機能性も細かく分類可能なので、目的や理由にぴったりな種類を見つけやすいのも特徴です。
※スタンド看板の種類一覧はこちら
自立型の代表的な看板2:A型看板
A型看板はその名のとおり「A」のような形をしている自立型の看板です。大きな面積にしても安定感があることから、より大きな画像などを使えるので訴求力が高く、スタンド看板よりも広告目的に適しています。さらに車を誘導する際も、スタンド看板よりも運転手に指示が伝わりやすいので採用されることが多いです。
※A型看板の種類一覧はこちら
工事が必要な看板:袖看板、壁面看板、建植看板(ポールサイン)
工事が必要な看板の代表格は袖看板、壁面看板でこれらはビル壁などに設置するタイプです。また、建植看板(ポールサイン)は自立型の看板であるものの、非常に大規模で基礎工事が必要になります。
パイロン・カラーコーンとメッセージスタンドの違い
自立型の看板の一種である「メッセージポール(メッセージスタンド)」という、非常に汎用性の高いタイプも街のあちこちで見かけられます。底が四角で上部になるほど細くなる形状のため、しばしばパイロンやカラーコーンと混同されるますが、機能性や本体自体にキャッチやロゴを掲載することを前提としている形状であることが、パイロン・カラーコーンとメッセージポール(スタンド)の大きな違いです。
※メッセージスタンドの種類一覧はこちら
看板デザインの基礎知識
最後にWeb注文などで原稿やロゴ、色などを発注者が決めなければならないときに、覚えておくと便利な知識である「ピクトグラム」と「色効果」について紹介します。
ピクトグラム
ピクトグラムは男子トイレ・女子トイレのように、デフォルメしたデザインでメッセージをしっかりと伝えるデザインのことです。
A型看板、スタンド看板、メッセージスタンドなどの警告や誘導、規制といった目的の看板といった「短く、シンプルに伝える」といった看板には特に有効なのでぜひ覚えておいてください。
※ピクトグラムの詳細についてはこちら
色効果
色には様々な視覚効果があり、警告や規制といった目的をメッセージとは異なる「印象」で伝えることができます。「黒×黄色」のように組み合わせでその効果をより大きくできることもあります。自社のイメージカラーやロゴの色を基準に看板の色を決めることもありますが、訴求力を高める色使いも意識して損はありません。
※色効果の詳細についてはこちら
サイン看板のMISEL(ミセル)とは
看板制作における発注者が知っておくべき基礎知識について解説しました。大まかな手順と看板制作の目的など、基本的なポイントを抑えておくだけでもたくさんのメリットが得られます。MISELでは無料ツールの提供はもちろん、スタンド看板やA型看板に関わるご相談にも対応しています。ご興味がある方は問い合せフォームより、ご連絡ください。
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