サイン・看板のリニューアルで経営改善につながる3つのポイント

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サイン・看板による集客力を維持するためには、定期的なリニューアルが欠かせません。
また、リニューアルによって従来のデザインを一新することで、これまでよりもさらに高い集客効果を持つサイン・看板にできる可能性もあります。
今回は看板のリニューアルの成功事例から、その要因となったポイントを紹介します。
業種や業態に限らず、多くのサイン・看板に共通するものばかりなのでぜひ参考にしてください。
 

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サイン・看板のリニューアル1:イメージの刷新

ある老舗の漢方屋は、数十年使用していた店舗の看板をリニューアルする際、大幅なイメージの変更を行いました。
白地に黒い文字で店名だけを記載していた従来の看板から、店名に由来する「蜜柑」のキャラクターを大きく掲載し、さらに女性の肌や健康の悩みの解決につなげられる漢方薬が揃っていることも訴求するキャッチコピーも追加しました。
その結果、これまで常連がほとんどを占めていた客層が新規の女性客が増加したのです。
この成功のポイントは以下の3つになります。

・看板のターゲットを女性に絞った
・女性が来店しやすいように、親しみやすいデザインにした
・女性が抱える悩みをコピーに加えた

リニューアルする際は、お店の集客の根幹から見直すことでより効果の高い看板づくりを実現することができます。

サイン・看板のリニューアル2:素材の変更

お店の雰囲気をより伝えやすくするには、看板そのものの素材を変えることも効果的です。
ゆったりとした和風の雰囲気で、お香なども楽しみながらマッサージを受けられることが特長の店舗では、看板の差別化が十分できないという課題を抱えていました。
そこで、これまでの無機質なアルミ製の看板から木製に変更することに。
素材に合わせて、書体も行書体にアレンジを加えたものにして文字も墨のような黒色に変更しました。
この結果、新規客の50%以上が看板を見て来店するなど大きな効果を発揮しています。

・素材でお店の雰囲気を表現
・木製(木目調)の看板にすることで明らかな他店舗との違いを生む

これらの施策は特に同業他社が多い業界では試みる価値が高いといえるでしょう。

サイン・看板のリニューアル3:キャラクターを有効活用

製菓店やパン屋などのサイン・看板のリニューアルでは、キャラクターを壁や天井に配置することで、ファンシーさなどを向上させて子連れの来店客の増加を成功させた例があります。
その程度は様々で、人よりも大きなサイズのオブジェを配置して、店舗の外壁をオブジェと統一したファンタジックな雰囲気に塗り替えるなど大規模なものもあります。
一方、店頭や幟、看板の横にオブジェを設置するだけの店舗もあり、看板のフレームにキャラクターを付けた例もあります。

オブジェは視覚的にとても有効な手段ではありますが、予算等の兼ね合いで設置が難しいケースもあります。
その場合、まずは色の見直しから行ってみることをおすすめします。

とあるマッサージ店では、黄色の看板から青色の看板に変えるだけで「癒し」のイメージを連想したことによる新規客が増加した例もあります。

サイン・看板のリニューアルはしっかりと現状を把握して行いましょう

サイン・看板のリニューアルのポイントはたくさんありますが、成功事例のどれもが今の看板やお店が抱える課題をしっかりと認識して、それを解決するための要素を看板に盛り込んでいます。
今までと同じものだったり、「なんとなくこんなデザインにしたい」というだけでリニューアルしてしまうと、思ったような効果は得られない可能性が高くなるでしょう。
サイン・看板をリニューアルする際はしっかりとした現状分析と情報収集が必要不可欠です。

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