情報量別!サイン・看板デザインをつくるポイントとは【文字数・画像】

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看板やサインを制作する際、必ず課題に上がるのが「文字の大きさ」と「文字量」です。加えて、画像やロゴなどの大きさや数も視認性や訴求力、さらに見た人が抱くイメージなどに大きな影響を与えます。
今回は、看板にまつわる大きさと数について情報をまとめました。サイン・看板を作成するときの参考にしてください。
 

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距離別!看板の最適な文字量と大きさ

なるべく多くの人に視認してもらい、自社の存在やサービスなどを訴えたい屋外看板の場合、特に文字の大きさは重視すべきです。設置する場所や日当たり、角度などで詳細は異なりますが、ある程度の指標は存在します。国土交通省が作成した「公共交通機関の旅客施設・車両等に関するバリアフリー整備ガイドライン(バリアフリー整備ガイドライン)
」で表記されている距離ごとの文字の大きさを以下にまとめているので確認してください。

■視距離ごとの文字高

視距離 和文文字高 英文文字高
30mの場合 120mm以上 90mm以上
20mの場合 80mm以上 60mm以上
10mの場合 40mm以上 30mm以上
4~5mの場合 20mm以上 15mm以上
1~2mの場合 9mm以上 7mm以上

※出典:国土交通省「バリアフリー整備ガイドライン(旅客施設編)

公共施設に設置されている「誘導サイン」や「位置サイン」は、遠くから視認できる必要性が高いため、20m以上に該当することが一般的です。さらにA型看板やポールスタンドのように、設置型で至近距離で確認するタイプのサイン看板の場合、4~5m程度に設定します。
このような文字の大きさとバランスを保ちつつ、考慮しなければならないのが「文字量」です。所説ありますが、人の視線が一カ所に留まる時間はわずか0.3秒であり、その瞬間に認識できる最大の文字数は10~15文字とされることが多いです。特に屋外看板の場合、歩行者や車の中から看板を確認することが大多数と考えられるので、注意する必要があるでしょう。

看板の画像の大きさ

文字と同じく、看板に欠かせないのがロゴやイラストなどの「画像の解像度」ではないでしょうか。解像度(dpi)は1インチのなかで表現するドットの数を表し、この数値が大きいほど、近くで見ても看板がキレイに見える傾向があります。一般的には350dpiが定番とされていますが、A型看板やスタンド看板は200~250dpi、スタンド看板は150~200dpiと種類によって推奨される解像度がそれぞれ異なります。
看板に乗せるイラストの種類やキレイに見せたい距離によって解像度は異なるので、デザイン時には必ず考慮するようにしましょう。

文字と画像のサイズ・量をしっかりと把握しよう

看板制作に欠かせない文字サイズと量、画像の解像度について解説しました。遠距離と至近距離のどちらでも看板の訴求力を高めるためには、事前にしっかりと看板を設置する目的、場所、掲示する商品やサービスなどを明らかにして、それに合わせて作成する必要があります。

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